車椅子で魚町銀天街2016

魚町銀天街のSDGs活動報告

過去の記録です。

2014・2015・2016年、JKDT女性建築デザインチームさんと連携し、障がい児をもつ母親、子育て中のママ、独身(現在は子育て真っ盛りの奥さま)女性デザイナーさん達と、商店街の女性メンバーが一緒になって、それぞれの背景にある日常生活を生かした女性視点・生活者視点で、商店街の気づきや良いところ、改善点などを発信しました。その中のひとつ「商店街に行きたいけど車椅子だから行く機会がない」という声から生まれたイベントが車椅子に乗ってお買い物体験をしていただく「車椅子で魚町銀天街」でした。

そもそも古くからある商店街は全てをバリアフリーに対応することが難しく、道幅や店内通路が狭かったり、段差やデコボコがあったりと、どこかハードルの高さを感じさせてしまいます。

体験者のアンケートからは、他者からの視線が気になり恥ずかしかった、人に迷惑をかけるのでためらってしまうなど、潜在的な心のブレーキがかかっていることが見受けられました。その一方で、車椅子で道を通っていたら配慮してくれる方が多かった、お店の方がお手伝いしてくれた、みんな優しかった、という意見も多く、「心のバリアフリー」の重要性をとても感じさせられました。

私達がいつも大事にしていることはお客様やお店同士の「ふれあい」や「絆」。時代と共にいろんなことが変化していきますが、これからも想いは変わらず次世代へと繋げて行きたいと思っています。