「そんなことまで商店街が?」
アーケード商店街発祥の地として知られる私たち魚町銀天街は
ジャパンSDGsアワードの内閣総理大臣賞をはじめ
SDGsの分野でいくつかの賞をいだいており、多くの視察の方がお越しになりますが
視察に来られた方はこのように驚かれます。
商店街らしくない社会課題にも目を向けつつ
継続的に取り組める誰でも参加しやすい
みんなが当事者になれる小さな取り組みを続けています。
魚町銀天街のSDGsの
「取り組み方」
様々な立場の人が暮らす商店街はまさに「小さな地球」です。
私たちは、SDGsの考え方を参考にしながら商店街を将来へと引き継いでいく努力をしています。
私たちの小さな取り組みが、同じように大切なものを守り、
将来に受け継いで行こうとしている皆様に広がっていけばと願っています。
POINT
「商店街らしくない」取り組み
もともと商店街は、人通りの多い場所にお店を構え、問屋さんから仕入れた商品を店頭に並べ、店主の顔に見える形で販売する場所でした。それでは、近代的なシステムに裏打ちされた郊外型のショッピングセンターにかないません。
商店街は、買い場・売り場だけの存在ではなく、昨今言われているように地域コミュニティ再生の場としての存在だけもありません。持続可能な社会の実現に向けた社会貢献の場、自己実現の場としてあらねばなければならないと思っているのです。
商店街にも社会的課題が数多くあります。
アーケードの下で段ボールを敷いて寝ている路上生活者、車イスでは不便な入口に段差があるお店や店内の狭い通路、飲食店街から出る大量のゴミ問題など。
商店街のみんなでパブリックマインドを持って、それらの社会的課題に直接的に向き合い、解決方法を探ってきました。
他にも、これまでの取り組みの中には「商店街らしくない」ものが沢山あります。
今はできないかもしれないが、将来商店街が役に立てる日がくるかもしれない、私たちが知らない世界があるのならば、まずは知ってみたい。そういった気持ちで沢山の勉強会を開催し、市民と一緒に私たちも学んでいます。
表彰・実績
商店街らしくない社会課題にも目を向き合いつつ
小さなことをコツコツと継続し、ハードルが低く真似できる要素が多い
魚町銀天街のSDGsの「取り組み方」が
高い評価を受け様々な賞を受賞しました。