南米エクアドルに伝わる小さな「ハチドリの物語」をご存知ですか?
山火事でほかの大きな動物たちが我先にと逃げ出す中、たった一羽でその小さなくちばしで水滴を運んでは消火活動に励むハチドリのクリキンディ。
「そんなことをして何になる?」と笑う動物たちにクリキンディはこう返事をしました。
「私は、私にできることをしているだけ」。
地球温暖化、異常気象、貧困、差別、人権抑圧その他の地球規模の課題に対して、私達はどう行動すべきか?どうせ私一人が何かやったって何も変わらないよ。自分の中の声が聞こえます。しかし、この「ハチドリの物語」を思い出すと、自分一人でもできること、やるべきことがあると勇気づけられます。
魚町銀天街は、SDGs商店街として「ハチドリの物語」に感銘を受け、勇気を得て自分たちに地球規模の課題に対して、何ができるか、何をすべきかを考え続けています。
この度、その行動の一環として、魚町銀天街アーケードに使われる電力をハチドリ電力から供給してもらうことにしました。
※ハチドリ電力は、ソーシャルビジネスに取り組む株式会社ボーダレス・ジャパンが運営するいわゆる新電力です。ハチドリ電力はCO2の排出を抑えた再生可能な自然エネルギーの発電所で発電されたものです。
そして、ハチドリ電力のシステムによって、電力料金の1%を地元の認定NPO法人のロシナンテスに寄付することにしました。
※ロシナンテスは、病院がない。医者がいない途上国に暮らす人たちに医療を届ける活動を続けています。
医療施設のない村々を回って医療を提供したり、国や地域と協力しながら診療所をつくり、給水所の整備や学校建設、栄養改善など、包括的な保健事業を整備することで、現地の人たちだけで医療を継続できる仕組みづくりをしています。
これまで主にスーダンでこの仕組み整備し、スーダンの人々が「医療」を自分たちのものにするための支援をしています。